2019年3月15日 11:03 | 病棟だより
ソフロロジー教室
こんにちは、病棟・助産師の小山です。
昨年7月から奥村マタニティクリニックで働かせて頂いています。
頼もしくて優しい先輩方にご指導頂きながらお産やかわいい赤ちゃんたちのお世話をさせてもらい、ありがたいことだなぁと感謝の日々です。
もうすぐ新しい年号が発表されます。
教室などもその頃に予定日を迎える妊婦さんにお会いする機会も増えてきました。
新しい時代に生まれる赤ちゃん、わくわくしますね。
奥村マタニティクリニックでは、妊娠24週以降の妊婦さんを対象にソフロロジー教室を開催しています。
ソフロロジーとは、リラックスと赤ちゃんを想う気持ちで陣痛の痛みを和らげ、自分のペースで、母性を育みながらお産や育児をしましょうという考え方です。
私自身、10年前に奥村マタニティクリニックで息子を出産させてもらいました。
お産をきっかけにソフロロジーを知り、目から鱗の体験をしたことで助産師を目指し、今日に至ります。
教室を受けるまでは、陣痛は痛くて辛くて…自分だけが苦しいものと思っていました。ところが赤ちゃんの視点で考えると、実は陣痛はお母さんよりも赤ちゃんのほうが辛いということを知りました。そこから赤ちゃんが元気に生まれて来れるように頑張ろうという気持ちに変わり、痛い陣痛も前向きに乗り越えることができました。まさに“おかあさんスイッチ”です。
息子には小さい頃からお産の時のことをよく話します。「上手に生まれてきたよ」と言うと、誇らしげな顔をしてくれるのが面白いです。思春期にさしかかった今では「はいはい」とあしらわれたりもしますが…。
ソフロロジー教室では、生まれてくる赤ちゃんを想いながらお産の日を迎えるまでの過ごし方や、お産の流れを学びます。また呼吸法を一緒に行ったり、エクササイズもご紹介しています。これからお産される妊婦さんはぜひ教室にご参加ください。
お会いできる日を楽しみにしています。