トップページ > 奥村ブログ

奥村マタニティクリニック|奥村ブログ

2024年05月23日 11:00 | にこにこ応援団

子宮頸がん予防ワクチンについて

20~30歳代女性のがんの中で最も多いのは子宮頸がんです。
日本では年間約10,000人が新たに子宮頸がんと診断され、約3,000人が命を落としています。
子宮頸がんの95%以上は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの持続感染が原因です。
子宮頸がんは、予防可能ながんです。
「HPVワクチン接種」と「定期的な子宮頸がん検診」で予防しましょう。
当院では、9価ワクチンを使用しています。

《定期接種》
小学校6年生~高校1年生相当の女子
《一般的な接種スケジュール》
〇9価ワクチン

※①:1回目と2回目の接種は通常5か月以上あけます。5か月未満の場合3回目の接種が必要になります。
この場合3回目の接種は2回目の接種から3か月以上間隔をあけて実施します。
※②③:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上、3回目は2回目から3か月以上あけます。

《キャッチアップ接種》
HPVワクチンの定期接種の対象であった期間に接種機会を逃した女性や、接種を完了していない女性は「キャッチアップ接種」として公費(原則、自己負担なし)で接種が受けられます。

<対象>1997年4月2日~2008年4月1日生まれ(16歳~27歳)の女性

キャッチアップ接種の対象者が公費助成を受けられるのは2025年3月末までです。
そのため1回目は今年の9月までの接種が必要となります。

予約はお電話で承っております。ワクチン接種時は母子手帳をご持参ください。

 

 

2024年05月09日 11:00 | にこにこ応援団

子どもの成長に感じること

この春、息子が高校に入学しました。早いものです。ご出産されたばかりのママ達からすると、我が子が高校生になるなんてずいぶん遠い未来のことのように感じられると思いますが、振り返ってみるとあっという間でした。まだまだ小さいと思っていたら、とっくに体重も背丈も越され声は低くなり、うっすらひげも生えてきました。少し前まで(⁈)母ちゃん母ちゃんと言ってくっついてきたのに、今では母ちゃんどっか行けと言われる始末です。思春期男子の正常な反応ですが母としては寂しい限りです。心も体もぐんと成長してきており大人の男性に向かっているのを感じます。

私は助産師という仕事柄、息子にも自然な流れで性教育ができたらいいなと思ってはいるものの実際のところは息子にどう伝えたらいいかと迷うことばかりです。ありがたいことに私たちの住む地域では小学生の頃から保健師さんに年齢に応じた命の授業(性教育)を受けています。中学生の時は例えばデートDVや性感染症などのお話しを聞いていますが、後で感想を聞いても「あぁ」とそっけない感じでした。母親としてはそっと見守りながら、悩みがあればいつでも相談にのるからねというスタンスでいようと思っています。また『男の子の心と体のこと』(著:やまがたてるえ/かんき出版)という本を息子に伝えて机に置き、いつでも気になった時に正しい情報が得られるようにしています。読んでいるかは分かりませんが、必要な時に手に取れることが大事かなと思っています。

性教育への子供たちの反応は年齢によって変わるそうで、3~6歳は感動期といって興味をもち素直に反応する頃で性教育をスタートするには良い時期。7~9歳は無反応期、10歳~きも・うざ期。思春期はノーサンキュー期(親も子も抵抗を感じる時期)と言うそうです。性教育では素朴な疑問が出る小さい頃から性のことを何でも話せる関係づくりをしておくこと、自分の体を大切にすること、大切な存在として扱われることが大切だと言われています。ご出産を終えたママ達が赤ちゃんへのメッセージに「生まれてきてくれてありがとう、大好きだよ」と残しておられるのをよく目にします。それはあなたがあなたのまま大切にされ愛されている証拠、性教育の初めの一歩だと思います。また子どもから親も教えられることがたくさんあると感じます。ぜひ親子で楽しんで学んでいけたら良いですね。私も思春期息子のノーサンキュー期に合わせ、困った時には相談してもらえるよう準備しておきたいと思います。


 

 

ブログ

最新の投稿

カテゴリ

過去の記事

ご予約

WEBでの予約はこちら 次のQRコードを読み取り対応電話機で読み込んでください

ページの先頭へ