夏の食中毒に注意!
夏は気温や湿度が上昇するので、食中毒が発生しやすくなります。
妊娠中は食中毒に対する抵抗力が弱まるので、原因になりやすい食品を避けて予防しましょう。
また、食中毒には、お母さんやお腹の赤ちゃんにまで感染の危険性があるものもあるため注意しましょう。
妊娠中に注意が必要なリステリア菌による食中毒!
リステリアは河川水や動物の腸管内など環境中に広く分布する細菌です。
一般的な食中毒菌と同様に加熱により死滅しますが、冷蔵や塩漬けなどの条件でも増殖し、食中毒の恐れがあります。
また、妊婦がリステリア菌に感染すると、胎盤や胎児にも感染し、流産や生まれた新生児に影響が出ることがあります。
原因となる食品
・ナチュラルチーズなどの乳製品(加熱殺菌していないもの)
・生肉、生ハム、スモークサーモン、肉や魚のパテなど加熱が不十分なもの
・洗浄が不十分な生食用野菜など
※冷蔵庫に長期保存され、加熱せずにそのまま食べられる食品は注意が必要です。
家庭での予防対策
・期限内に食べきるようにし、開封後は期限に関わらず速やかに消費する。
・冷蔵庫を過信せず、冷凍庫で保存する。
・加熱は中心部までしっかりする。(中心部75℃以上、1分間)
・生野菜や果物は食べる前によく洗う。
・生の肉に触ったら、よく手を洗う。
今年の夏は暑さがさらに厳しくなりそうです。
食事に気をつけながら楽しい妊娠生活を送ってくださいね。