婦人科診療
子宮がん検診
女性の死亡原因で一番多い、がん。
早期発見・早期治療で健康な日々を。
がんは、少しでも手遅れになると命を落とす、大変危険な病気です。
自覚症状がなくても、定期的にがん検診を受け、早期発見・早期治療を行いましょう。
当院では下記のがん検診を行っています。
診療内容
- 子宮頸がん検診
- 子宮体がん検診
- 卵巣がん検診…超音波検査
- 手術療法が必要な場合は、手術対応が可能な総合病院へご紹介しています。
- 悪性腫瘍(子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんなど)が疑われた場合にも、専門の治療施設へのご紹介を行っています。
子宮頸がん予防ワクチン
子宮頸がんは国内では年間約1万人が罹患し、約2,800人が死亡しており、患者数・死亡者数とも近年漸増傾向にあります。
年代別にみた患者さんの数は、20代後半から増えていき、40代でピークを迎えます。原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)の子宮頸部への感染です。
子宮頸がんの原因となるHPVは約15種類ありますが日本人の場合16型、18型が約60%、52型、58型、33型を含めると約80%を占めます。
HPVは一般に性行為を介して感染することが知られています。
現在、国内で承認されているHPVワクチンは2価と4価、9価の3種類があります。
2価ワクチンは子宮頸がんの主な原因となるHPV-16型と18型に対するワクチン、4価ワクチンは16型・18型と、良性の尖形コンジローマの原因となる6型・11型の4つの型に対するワクチンです。90%以上の子宮頸がんを予防すると推定されている9価ワクチンは、4価に加え、31・33・45・52・58型に対しても効果があるとされています。
日本では2020年7月に厚生労働省より製造販売が承認され、2023年4月より公費助成によるプログラムが実施されています。